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こちらは立教大学書道研究会presents Web墨滴です。

紫陽展ブログ10日目!

こんにちは!2年の飛澤です

第三回紫陽展まで1ヶ月を切りました。新入生としての初めての展覧会から一年経ったと思うと、不思議な気持ちです。

それでは、無いネタを絞ってフリートークを。



4月の末日に元々あった予定が当日キャンセルになり、暇を持て余した私は散歩に行こうと思い立ちました。ただの散歩ではありません。『ノルウェイの森』の主人公らが歩いたルートをそのまま辿る企画です。

皆さん村上春樹をご存知だと思いますが、私は村上春樹の小説が大好きです。


初めてノルウェイの森を読んだ時、主人公の僕と恋人の直子が中央線で出会い、四ツ谷で下車するシーンでとてもドキドキしました。当時私は中央線ユーザーで、しかも四ツ谷は最寄駅の隣の駅だったからです。


2人は中央線の車内で偶然出くわし、四ツ谷駅で下車して土手沿いをずっと歩きます。市ヶ谷、飯田橋と続いた土手が終わると右に折れ、田安門(武道館の入り口)を左に曲がって靖国通りを直進します。神保町まで来ると左に曲がり、御茶ノ水駅を越えて本郷へ向かいます。東京大学の脇を通り駒込まで抜けて、2人の長い散歩は終わりを迎えます。


該当の箇所を読み直し、グーグルマップで経路を二重に確認した後、本と財布だけをバッグに放り込んで出発しました。実際に主人公たちが散歩したのは"5月の晴れた日曜の午後"で、日付はニアミスでしたが、日曜日と初夏の爽やかな陽気は申し分なかったので気分は最高です。


僕と直子が辿ったルートは60年代末の学生運動が盛んだった地域を巡っている、という説があります。神保町近辺では大規模なデモ行進が起こり、学生たちは東京大学安田講堂に立て籠って機動隊と激しく衝突しました。ノルウェイの森学生運動真っ只中の話ですが、主人公の僕は運動に無関心で、むしろ過激派を冷ややかな目で眺めています。にも関わらず、学生運動を彷彿とさせる地域をわざわざ巡っているというところが非常に興味深い箇所であると言えます。今は穏やかな大通りにも、半世紀前にデモ隊が行進していたことに想いを馳せると、不思議な感慨のようなものがこみ上げてきました。


色々考えながら本郷まで抜け、プレッツェル屋でチーズプレッツェルを買い(美味)、東大のレンガ造りの校舎を横目に歩いたところで疲れてしまい(笑)、左折して後楽園から電車に乗って帰りました。


小説を読むだけでなく舞台となった場所に実際に赴くと、より雰囲気を感じることができてとても楽しかったです。また違う作品の聖地巡りもしたいなと思っています。

皆さん毎日お忙しいと思いますが、テーマを決めて散歩するのはオススメですよ。

長々と失礼しました。




ご覧の皆様へ


私は今回ペン字で臨書をしようと考えています。ペン字は初の試みなので緊張していますが頑張ります!

是非紫陽展にお越し下さい。お待ちしております。



【第3回紫陽展】


◎日時


623 12時~19


624 10時~17


625 10時~15


◎場所


立教大学 池袋キャンパス


ウィリアムズホール4階スタジオ


◎お問い合わせ


ritsudaisyoken@gmail.com